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書道を...というか生きること全般に言えることだけれど、『これがなければ作品が書けない』というべきことが一つある。それは『自分を信じられる矜持(プライド)』だ。

 

書道家の事を言うのであれば、酒飲みでもいい、自堕落でもいいんだ。勉強なんか出来なくても、人付き合いが苦手でもいい。ただ一点『作品だけは誰にも負けない』この一点だけは守れ、それだけが自分の世界なんだ。

 

公募展の審査に落ちたからと落ち込むな、見る目がないやつは相手にするな、流行や目先の派手さを追い求めるな。『自分の美を守る』事だけに一生をかけていけ。

 

作品のかけない『普通人』はやれ『性格が悪い』『協調性がない』『〇〇ができないくせに』...と言ってくるだろうけれどそんなことに耳を傾けるとプライドがすり減っていく、押しつぶされて自分を持てなくなる。肉親であろうと恋人であろうと師であろうと...所詮人種が違うんだと、そこは割り切ろう。

 

だから『自分の美』を守るための鍛錬をしよう、何でもいい。

『死ぬほど練習をする』『自分ひとりだけになって深く思考をする』『目標となる『自分にとっていいもの』だけを見る』etcetc...自分対その他大勢だと思えるくらいまで何か一つでもいい、自分で頑張れるものを作れ。

 

そしてそれらをベースに紙に向かって投影していく

スマートフォンを切れ、誰にも干渉されない時間の中で筆と紙と墨と対話していけ。

その中で誰も頼れない唯一の作品を作れ、作品は自分自身の投影でそこに言い訳は存在しない。

 

ヘタクソに限って作品の言い訳(解説を含む)をしたがるがそれは一切しない。『出した作品がすべて』なのだ。展覧会で自分の作品が一般の来訪者にどう評価されるか見ることがいちばんの勉強になる。

おべんちゃらな高評価ではなく、『低評価だけが糧になる』。

 

作家になって生きていくこととはそういうものだと僕は思う。

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